しっかり食べさせているのに腸で吸収されていない?
成長期の子供の身長をしっかり伸ばすために、食事はとても重要です。遺伝子はわずかな期間では変化しませんが、日本人の平均身長が戦後急速に伸びたのは栄養状態が改善したからですよね。
身長を伸ばすためにはタンパク質・ビタミンD・カルシウム・マグネシウム・亜鉛などをきちんと摂取することが大事なのですが、これらをきちんと食べさせているはずなのになぜか身長があまり伸びておらず病気でもない、ということがしばしばあるそうです。
最近交流させていただいている医師・健康ドクター先生のブログを読んでいるうちに、どうやらカギは腸にありそうだということが少しずつ分かってきました。
健康ドクター先生によれば、せっかく栄養をきちんと摂取していても、グルテン(小麦に含まれるタンパク質の一種)によって腸がダメージを受けやすい体質の方がいるそうです。
そのような場合、小麦製品を日常的に食べることによって腸が影響を受け、大事なビタミンやミネラルのいくつかが吸収されにくい状態になってしまうそうです。
食べているのに十分に吸収されないとなると、これは大きな問題ですよね。寮生活でまったく同じものを食べているはずなのに体格や体調に差が出るのも、腸の吸収力の差なのかもしれません。
グルテン敏感性の自覚症状は?
グルテンによって腸がダメージを受けやすい体質の方はグルテンに対して敏感な体質なのだそうです。では、その場合はどんな自覚症状が出るのでしょうか?
下痢・便秘・おなら・腹痛などの腸の症状は非常によく見られるそうです。これは分かりますよね、腸がダメージを受けるのですから。
また乳糖がうまく消化されにくい場合が多いそうです…実は、よっしーは糖尿病患者ですが牛乳をいくら飲んでも血糖値が上がらないのです。乳糖が消化されていないと思われます。
亜鉛の吸収が悪くなると、抜け毛の増加・味が分かりにくい・かゆい水ぶくれのようなブツブツが皮膚にできる・子供の場合は身長の伸びが悪くなるなどの症状が出ると思われます。
また鉄分が吸収されにくいので貧血になりやすい他、疲れ・息切れ・ぼんやりする感じ・うつ・不安・頭痛などが起こることがあるそうです。
口内炎になりやすいとか、関節の痛み、鼻血が出やすい、むくみ、あざができやすいなど。こうして挙げられると、自分にも当てはまる症状がいくつかあるので不安になってきました。
よっしーは鉄や亜鉛の吸収率が他の方と比べてあまり良くないのでは?と感じることがたまにあります。糖質制限はしていますがグルテンに関してはノーマークだったのですが、真剣に考えてみようかな…と思っています。
グルテン過敏性かどうかどうやって調べたらいいの?
自宅で出来る遺伝子検査キットという便利なものがあり、自宅で綿棒で唾液を少量採取して検査機関に郵送するだけでグルテン過敏性(セリアック病という病気の発症リスクが高いかどうか)を始め、たくさんのことが分かります。
ただこのキットは18歳以上の方を対象としたものなので、成長期のお子さんには使うことが出来ません。しかしお父さんやお母さんがそのような体質だと分かれば、お子さんも似た体質を受け継いでいる可能性が高いことは推測できますよね。
もしお父さんやお母さんがグルテンに対して過敏な体質であることが分かった場合、親子でグルテンフリーの食生活に変えてみることで身長UPの他にさまざまな良い効果が出るかもしれません。
小麦アレルギーのお子さんはもちろん小麦製品を避けるべきですし、アレルギーではなくてもグルテンが体に合わない体質というものがあるそうです。
グルテンは小麦だけに含まれるわけではなく、とうもろこしや少量ながらお米にも含まれているそうです。お子さんがグルテン過敏性かもしれないと思ったら、まず小麦とトウモロコシをやめてみましょう。
それでいくらか調子が良くなるようであれば、やはりグルテンが悪さをしていたのだということになりますよね。
わが家では糖質制限を心がけていますが、グルテンまでは…というのが現状です。でも、グルテンが合わないのかもしれないと感じる方は1度グルテンフリーを試してみる価値があると思います。