成長期がやって来るのはまだまだ先のことだけど…
まだ小学校に入る前の小さな子供の場合、成長期がやってくるのはずーっと先のことですよね。
しかし、この時期に食が細くて十分に食べられなかったりすると、身長が十分に伸びないまま成長期に入ってしまうことになります。
じゃあ食べさせよう!と、あまりたくさん食べられない少食の子供に無理やりたくさん食べさせようとすれば、子供は食事の時間がすっかりイヤになってしまいます…
成長期に入る前の子供にもビタミンやミネラル、タンパク質などが大事なのですが、小さい子は肉が嫌いな場合もあるようです。
食べやすく調理してあげましょう
今この記事を読んでくださっているみなさんも、今は食べられるけど幼い頃にはどうしても食べられなかったり苦手だった食材があったでしょう?
大人目線では美味しいものでも、小さな子供にはどうしても食べにくいものはあるものです。だから、なるべく子供に食べやすいように調理してあげることが大事です。
たとえば、野菜が嫌いで固い肉も噛み切りにくいからイヤ…という子供がハンバーグなら食べられるというなら、野菜を細かく切り刻んでハンバーグに入れてしまえばいいんです。
そうして全部食べちゃった後で子供が「美味しかった!」と言ったら「実は今食べたハンバーグの中ににんじんが入ってたんだよー♪」なんてね。昔よくやりました。
よっしーの次男はピーマンが苦手だったのですが、自分で栽培してみたら愛着が湧いて食べられるようになったんです。
トマトが苦手なお子さんなら、あえてミニトマトを育ててみるとか…ちょっとしたキッカケで意識が変わることもあるかもしれませんね。でも無理強いはいけません。
食事の好みは子供時代に作られます
好き嫌いが多いお子さんだと、ママも困ってしまって「このさい、食べてくれれば何でもいいわ」ということになってしまう場合も。
中には、生まれつき感覚がとても敏感なため、特定の食べものの味・におい・舌ざわりなどを不快に感じてしまってどうしても食べられないというお子さんもいます。
このような場合は無理強いは禁物で、医師などの専門家と相談しながら少しづつ食べられるように慣れさせていくようです。
しかし、そうではなく、お菓子やパンなどの食品ばかり食べているせいで栄養のあるおかずをきちんと食べられないようでは困りますね。
幼い時にどういう食生活をしていたかで将来の健康がある程度決まってくると言っても過言ではありません。
ただ身長を伸ばすためだけではなく、お子さんの将来のために良い食習慣を付けてあげるようにしましょう。
現代っ子は小さい頃から夜更かししすぎ!?
2005年の日本小児保健協会の調査によると、日本では3歳の子供の28%が22時以降に寝るんだそうです。
なんと、4人にひとり以上になりますね!!これでも2000年の調査よりかなり減ったんだそうですよ。小さな子がこんなに夜更かしをして大丈夫なのでしょうか?
確かに、たまたま夜遅く出かけた時、小さいお子さんの騒ぐ声が聞こえてくることはありますね…よっしー宅では、小学低学年の頃は21時過ぎには寝かせていましたっけ。
成長ホルモンは、ちょうど日付が変わる頃の時間帯にもっとも分泌されやすいそうです。しかも、その時間にはすでにぐっすり熟睡していなければなりません。
明るい部屋で眠ることや、寝る前にスマホやゲームなど強い光が出るモノを見るのもあまり良くないようです。代わりに、絵本の読み聞かせなどをしてあげると良いでしょう。
みなさんは睡眠にかかわる「メラトニン」というホルモンの名前を聞いたことがありますか?朝起きた時に太陽の光を浴び、夜は逆にあまり明るいところで過ごさないことが大事です。
メラトニンというホルモンがきちんと分泌されることで良い眠りが得られるのですが、じつはメラトニンには子供の成熟を抑える働きがあるんですよ。
夜更かしをしている子はメラトニンが十分に分泌されないので、睡眠の質が良くなかったり、成長期が早く来てしまったりして、身長UPに何もいいことはありません。
日本人の平均身長は戦後、食生活の変化により劇的に伸びましたが、ここ最近は伸び止まっているそうです。食事以外にも原因があるのかもしれませんね。
身長を記録してみましょう
まだ成長期に入っていないお子さんの身長を測る機会はわりと多いと思います。身長を測ったら、母子手帳の身長を記録してグラフにするところに記入してみましょう。体重もね。
同じ年齢の子供の平均と比較して身長の伸びが小さすぎる時は医師に相談したほうが安心できますし、逆にまだ成長期ではないのにあまりに身長が急激に伸びすぎる場合も病気が原因のこともあるのでやはり相談したほうがいいですね。
そして、お子さんが好きな食べ物でタンパク質などがきちんと摂れるメニューを考えてあげてください。いろいろお家の都合もあるでしょうけど、夜更かしさせすぎないように気を付けましょう。