最も長身になる!?晩熟タイプの特徴とは

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早熟な子供と晩熟な子供がいます

子供の成長期が訪れる時期には個人差があるものです。よっしーの息子たちのクラスメートを見ていると、特に男の子はずいぶん差があるものだなぁと感じます。

「えっ…これでみんな同じ年齢なの!?」と思ってしまうこともあります。成長期が訪れる時期が平均より早い場合を早熟、遅い場合を晩熟と言いますよね。

実は、早熟タイプよりも晩熟タイプのお子さんのほうが、最終的に身長が高くなる可能性が秘められているかもしれないのです。

 

まじめん
早く大人になったほうが、クラスでも威張れるしいいんじゃないかと思ってしまいますが…

よっしー
あら、本当にそうかしら?今回の話をよく聞いていってね。

 

成長期に伸びる身長の限界はほぼ決まっています

成長期が始まる時期は、平均的には女の子が10歳ぐらいで男の子が11歳半ぐらいとされています。しかし、この時期にはかなり個人差があります。

典型的な成長期の伸び方は、最初の2年間にグンと伸び、その後3年間ぐらいかかって少しずつ伸びが緩やかになっていって成長が止まります。

 

 

早く成長期に入った子は当然、成長期が終わる時期も早くなります。いつ来るかの違いだけであって、成長期の最中の伸び方はどのお子さんも大差がないそうです。

成長期の5年間で伸びる身長は、男の子で25cm前後、女の子で22cm前後だそうです。もちろん、多少の個人差はあります。この時期に何らかの影響で身長が伸びきらないこともあります。

 

早熟の子と晩熟の子、どのように成長していく?

小学校5年生の男の子AくんとBくんは、春の身体測定でともに身長140cmだったとします。その後Aくんは身長がグングン伸び出して成長期に入りました。

すると6年生になった時、Aくんは身長149cmでBくんは145cmしかありませんでした。Aくんは「B、お前小さくなったなぁ!」とからかいます。100メートル走のタイムも、Aくんはどんどん速くなります。

そして中学に入学するとき、Aくんは158cmでBくんはまだ150cmしかありません。2人の身長差はどんどん開いていく一方です。Bくんは不安でたまりません…

ところが中学2年生の春、Aくんは163cmです。身長の伸び方が明らかにゆっくりになってきています。Bくんは相変わらず小柄で、155cmしかありません。

 



 

中学3年生の春、Aくんは164cmでBくんも164cmになっていました。晩熟タイプのBくんにも、とうとう成長期が訪れたようです。

高校入学時、Aくんは165cm、残念ながらもうこれ以上は伸びないようです。Bくんは173cmになっており、まだまだ大きくなりそうな気配です。

そして成人式。クラスメートたちは身長165cmのAくんと身長180cmのBくんを見て驚きます。Bくんの変身っぷりには、小学校の元クラスメートたちは本当にびっくりしたようです。

…いかがですか?成長期に入ってからの身長の伸びはどのお子さんもほとんど同じなので、なるべく遅く成長期に入ったほうが有利なのです。

 

早熟タイプでも長身になる場合もある

もっとも、これは標準的な身長のお子さんの場合の話です。もともと大柄なお子さんであれば、早めに成長期が来ても大きくなることはもちろんあります。夫は小学生の時に声変わりしたそうですが、身長は180cm以上あります。

成長期が始まった時点でどのぐらいの身長になっているかが大事なんですよね。逆に、晩熟タイプでももともとあまりにも小柄だった場合は追いつけないこともあります。

男の子の場合、身長が155cm以上で成長期が始まれば、最終身長は180cmぐらいになることが期待できます。

 

 

ただ一般的には、より身長を伸ばしたければ早熟よりは晩熟のほうが良いに決まっています。

夜更かしをしたり寝る前にスマホ・テレビ・ゲームなどの光を見ているとメラトニンという成長期の到来を抑えるホルモンの分泌が悪くなったり、熟睡できなくて成長ホルモンの分泌が悪くなることがあります。

また太りすぎはホルモンの関係でやはり成長期が早く来てしまう原因になります。特に女の子で影響が大きいそうです、気を付けてあげましょう。

 

晩熟タイプの子にありがちな悩みは?

上のAくんとBくんの例のように、晩熟タイプのお子さんはいったん早熟タイプの子たちにかなり身長差をつけられてしまう時期があります。

いくらママが「あなたもいずれ伸びるわよ」と言ったところで、子供にしてみれば本当に自分もいつか大きくなれるのかどうか不安ですよね…

実は、よっしーの長男も小学6年生の時に早熟なお友達に次々と身長を抜かされた時期がありました。お友達のママからも「あれ、〇〇くん大きかったと思ったけど…」なんて言われたことも。

 

 

でも中学校に入ってからどんどん身長が伸び始めましたね。やや遅いほうかもしれません。長男に聞いてみると、早熟タイプのお友達は6年生の頃、スポーツも良く出来る子が多かったそうです。

成長期がある程度進むと、筋肉も発達してくるので…逆に晩熟タイプの子は、身長もスポーツも早熟な子に抜かされてしまい、特に男の子は肩身が狭い思いをしがちかもしれません。

よっしーの見る限り、どうやら肉体的な面だけではなく精神面の成長にも早熟と晩熟は関係があるようです。

中学の頃はバカなことばかりしていた小柄な男子が、いつの間にか同じ高校に入学していて背も高くなっていて…「あんたいつの間に勉強したのよっ!?」なんてこともありましたっけ。

 

まじめん
なるほど!晩熟タイプの子はちょっと辛い思いをするかもしれないけど、後でグングン友達を抜かしていく楽しみがあるね!

よっしー
そうね~、からかってきた友達を見返しちゃえ♪