どんなスポーツをすると子供の身長が伸びるの?
「バスケットボールをすると身長が伸びる」「バレーボールをすると身長が伸びる」「なわとびをすると身長が伸びる」などと、あのスポーツが子供の身長を伸ばすのに良いらしい…なんていう話がいろいろありますよね。
でも、結論から書いてしまうと、特定のスポーツに特別身長を伸ばすチカラがあるわけではないのだそうですよ。低身長のお子さんの治療を行っているクリニックのサイトにも書いてありました。
確かに、よっしーは運動部に所属したことは1度もありませんでしたがそこそこ長身になりましたし、周囲で身長が180cmを超えている男性の話を聞くと、ずっと文化部だった方も多いです。
実は、よっしーの長男は小学6年生の時になわとびクラブに入っていたのですが、身長は1年間で5.5cmの伸びでした。特になわとびが身長を伸ばす効果は見られなかったようです…
では、運動と身長UPの間には何の関係もないのでしょうか?これは大いに気になる問題ですよね。今回はこのことについて考えてみましょう。
別にジャンプするような運動である必要はない…
バスケットボール・バレーボール・なわとびなどの運動が身長を伸ばすと思われがちなのは、これらの運動はよくジャンプをしますので、着地した時に骨が衝撃を受けるのでその刺激によって活発に骨が伸びるということらしいです。
確かに、骨は刺激を受けると丈夫になります。カルシウムなどの栄養ばかりいくら補給しても、寝たきりの状態では骨がどんどん弱くなっていくそうですね。刺激は必要です。
ただしその場合、必ずしもジャンプするような種類の運動をしなければいけないというわけではないようです。歩いたり軽く走ったりするだけでも、骨にはしっかりと刺激があります。
バスケットボールやバレーボールの選手たちの身長が高いのは、もともとこのようなスポーツを志す子は身長が高い子が多いから…ということもあるのではないでしょうか?
特に運動部に所属していなくても、子供たちは体育の授業や通学などで体は動かしていると思います。もっとも、毎日お母さんの車で送り迎えしてもらって、ずっと家でゴロゴロ…なんていう状態だと問題かもしれませんけどね。
よっしーは小学時代、外で友達と駆けまわったり、どちらかというと男の子のような遊びを良くしていました。それは身長UPのためには良いことだったのかもしれません。
身長が高いアスリートの子供時代の生活は?
元バレーボール日本代表の益子直美さんは、子供時代は牛乳は学校の給食で出るぐらいしか飲まず、おやつを含めてタンパク質をたっぷり食べ、夜は早い時間に寝ていたそうです。
バレーボールを始めたのは中学生になってからで、小学校までは特にそういうスポーツをしていたわけではなく、野外で走り回って遊んでいたのだそうです。
そんな益子さんの身長は175cm。女性としてはかなりの長身ですよね!女性の場合、小学校を卒業する時点ですでに成長期はかなり進行しています。
中には子供の頃からずっとバレーボールやバスケットボールをやっていて背が高いアスリートもいらっしゃるでしょうけど、本当にそのスポーツのおかげで身長が伸びたのかどうかは??
一卵性双生児を何十組も用意して、一方はずっとバレーボールをやらせ、もう一方は別のスポーツをやらせて身長差がどれぐらい生じるかを調べればはっきりするかもしれませんが、現実には無理ですよね…
ハードすぎる運動はかえって逆効果になるかもしれません!
ジャンプに限らず、適度に体を動かすことは骨への刺激になりますし、全身の血流を良くして身長UPのために好ましい状態になります。
また、昼間によく体を動かして夜はぐっすりと眠ることで、成長ホルモンもしっかり分泌されます。「寝る子は育つ」は本当なんですよね。
では、とにかくめちゃくちゃハードに運動すればよいのかと言うと、そういうわけではありません。
あまりキツい運動をやりすぎて脚の骨を傷めてしまって「身長が伸びなかったらどうしよう…」と心配なさっているお母さんの話を聞いたことがあります。
また、運動量に対して食べる量が追いつかないと、せっかく食べたものが運動で傷ついた筋肉の修復のために使われてしまいます。これでは、身長を伸ばすための栄養まで確保できません。
運動が身長を伸ばすために大事だといっても、決して無理をする必要はなく、安全に気を付けて適度に運動していればOKなのですね。
また、運動部に所属しているお子さんの場合は特に、運動量に見合っただけの食事がきちんと摂れているか気を付けてあげてください。