子供にもプロテインが必要なの?
成長期の子供には、プロテインを飲ませるべきでしょうか?プロテインはスポーツ選手や筋肉をつけたい人が飲むものだというイメージがありますが…
プロテインは、牛乳や大豆などから余計な脂肪や糖質を取り除いてタンパク質だけを取り出して粉状にしたものです。つまり、ただの食品なわけです。
成長期の子供の身長が伸びるのは、骨が伸びるということです。骨の材料のメインはカルシウムではなくタンパク質なので、成長期の子供はかなりしっかりとタンパク質を摂らなければいけません。
でも、肉や卵などの食品からタンパク質を摂ろうとすると、余計な脂質を摂りすぎることにもつながります。肥満が気になるお子さんもいますよね?
たまに「プロテインを飲むと太るのでは?」と思っている方もいますが、糖質の少ないタイプのプロテインで太ることは考えにくいです。痩せ型の方向けに糖質を多く入れてあるプロテインであれば太るかもしれません。選び方に気を付けてください。
どんな時にプロテインを飲ませればいい?
よっしー宅では、息子たちが学校から帰ってきたときにタンパク質豊富なおやつ(から揚げ、フランクフルト、チーズなど)がない時にプロテインをおやつ代わりに飲ませています。
特に長男は部活動があり、給食の後なにも食べていない時間が長くなるので、すぐに飲めるプロテインはなかなか便利なようですね。学校に食べ物を持っていくわけにはいきませんしね。
運動部に所属しているお子さんは、通常よりも多くの栄養が必要となります。しっかりと食べさせてあげてください。
長男はモカカプチーノ味のプロテインが、次男はバナナ味のプロテインが好きなので常備しています♪
最近ではプロテインを使ったスイーツのレシピを発表する方もちらほらいらっしゃいます。とてもありがたいです。プロテインを使った焼きドーナツは時々作っています。
効果的なタンパク質の摂り方は?
タンパク質は、1度に大量にまとめて摂取してもダメです。個人差もありますが、1度の食事で吸収できるタンパク質の量は30g前後と言われていますから…
だからそれ以下の量のタンパク質を回数多めに分けて摂取することが大事です。学校に通っている子供の場合、3食の他に夕方におやつを1回の合計4回ぐらい食べるチャンスがありますね。
せっかくの食事のチャンスを、お菓子やジュースのような糖質ばかりで済ませてしまっては非常にもったいないことだと思います。
いつもジュースを飲んでいるお子さんは、ジュースの代わりにプロテインを飲むようにするだけでもまるで違いますよ♪
昔のプロテインは非常にまずいものでしたが、最近のプロテインはかなり美味しいものがたくさんあります。大豆系よりも牛乳から作られたものが美味しい製品が多いです。
子供用のプロテインの選び方は?
プロテインとひと口に言ってもいろいろな製品があります。筋肉をつけたい方向けの製品にはいろいろな成分が加えてあるものもありますが、子供用ならできるだけシンプルなものが良いと思います。
シンプルなプロテインは、食品です。「魔法の薬」ではないので危険性もなければ、「これを飲むだけで劇的に身長が伸びる」というものでもありません。
そして、値段が高額過ぎると結局続けることができませんよね。家計の負担にならない範囲内で継続できるものを選びましょう。
プロテインにもいろいろな味があり、子供の好みに合わないこともあります。いきなり「お徳用」を買うのは止めて、まず小さいサイズのものを買ってお試ししてみましょう。子供が気に入れば、次はお徳用を購入すればいいのですから。
基本はやっぱり食事です
プロテインを上手に生活に取り入れることは大事ですが、やはり3度の食事もとても大切です。プロテインだけでは摂取できない栄養もたくさんあるので、プロテインはあくまでも補助と考えてください。
また、健康な子供がプロテイン摂取によって腎臓を悪くするというエビデンスはありませんが、もともと腎臓病などの疾患がある場合はタンパク質を制限しなければいけないこともあるので主治医の指示を守ってください。
成長期の子供にとって非常に大事なタンパク質を、プロテインを利用して上手に補給しましょう!