おやつは1回の食事と考えて活用しましょう
みなさんのお子さんは「おやつ」は好きですか?たいていの子供っておやつの時間がとても楽しみですよね♪
おやつは楽しみではあるんですけど、「おやつ=お菓子やジュースを食べる時間」だとしか思っていないと、せっかくのおやつタイムがもったいないかもしれません。
すでに成長しきってあとはキープするだけの大人と違い、子供たちにとっておやつとは「3度の食事で摂取しきれない栄養を補う大事な1食」と考えたほうがいいです。
だから、スナック菓子とジュースだけで終わらせるのではなく、たとえば具だくさんのサンドイッチと牛乳とか…タンパク質などをしっかり含んだおやつがいいんじゃないでしょうか。
あんまんよりは、なるべく具が多くて皮が薄めの肉まんなんて良いかもしれませんね。から揚げや焼き鳥なんかもすごくいいと思います♪
わが家ではプロテインと卵と無調整豆乳をよく混ぜてワッフルメーカーで焼いたプロテインワッフルが大人気で、毎日欠かさずせっせと焼いていますよ。
そんなに手間のかかるおやつじゃなくてもいいんです
プロテインワッフルなんかは面倒くさい…と思われる方も多いでしょう。ただのトーストにチーズをのせて焼くだけでも手軽なおやつになります。
世界一平均身長が高い国オランダでは、とにかくよくチーズを食べていますよね。牛乳の栄養をギュッと濃縮したチーズは効率よく栄養を摂れる優秀食材です。
スーパーでも売られている、小魚とアーモンドが小袋に入っているおやつなんかは手軽で子供たちにも人気がありますよね♪
ギリシャヨーグルトや、タンパク質が強化された牛乳なども便利なおやつになります。今はスーパーでも手軽に買うことができますよね。
シブいのが好きなお子さんなら、さきいかや枝豆などお父さんのおつまみみたいなメニューも非常にタンパク質が豊富で良いと思います。
最近ローソンなどでよく売られている糖質オフなパンなども、糖質がひかえめなだけではなくタンパク質豊富なものが多いので探してみてくださいね。
部活で帰宅時間が遅い中学生はどうしたらいいの?
小学生のお子さんならいいのですが、まだまだ成長期なのに部活で帰宅時間が遅くなりがちな中学生のお子さんは本当に困ってしまいますよね。中学校にこっそりおやつを持ち込むわけにもいきませんし…
お弁当持参の中学校なら、お腹がいっぱいになるようにボリュームたっぷりのお弁当を持たせてあげましょう。給食がある場合は、しっかり満腹になる様に可能ならおかずをお代わりするといいです。
そして帰宅後はすぐにおやつを食べられるように用意しておいてあげてください。とりあえずおやつを食べてひと息ついてから、夕食はしばらく時間をおいてゆっくりと。
帰り道にコンビニで買い食いをしている中学生のお子さんをよく見かけますが、せっかくなら甘い菓子パンやおにぎりよりは少しでもタンパク質豊富なものを選ぶようにしたほうがいいですね。
タンパク質の摂取量が足りないとなかなか身長は伸びません
先日、NHKスペシャル『人類誕生』でも放送していましたが、人類は進化の過程で狩りをして肉を食べるようになってから飛躍的に身長が伸び、脳も急激に発達したそうです。
ホモ・エレクトス(以前ピテカントロプスと呼ばれていました)は少し前までは身長140cmぐらいしかないと思われてきましたが、本当は160cm~180cmぐらいあったそうですよ。大きいですよね!
日本でも、もっとも平均身長が大きかったのは古墳時代です。その後仏教の決まりなどで庶民の肉食が禁じられるようになるにつれどんどん平均身長は小さくなり、江戸時代に最も身長が低くなりました。
そして戦後、いわゆる「食生活の欧米化」によって短期間で日本人の平均身長と寿命は飛躍的に伸びたのです。遺伝子は何も変わっていないのに。
お米などをたくさん食べてカロリーだけ満たしていても、タンパク質の摂取量が足りないとなかなか身長は大きくならないのですね。
1度にたくさん食べられなかったり、大人よりも成長のために多くの栄養を必要とする成長期の子供たち。おやつも大事な食事なので、大いに活用していきましょうね♪