どこの国の人たちがいちばん大きいの?
現在、日本人の平均身長は男性171cmで女性158cmほど。昔と比べれば随分大きくなりましたが、世界の中では決して大きいほうとは言えません。
では、平均身長が高い国はいったいどこなのでしょうか?そのデータを見ることで、子供の身長を伸ばすためのヒントが見えてくるかもしれません。
Wikipedia様によれば、男性の平均身長が高い国ランキングは1位オランダ・2位ノルウェー・3位オーストリア、4位アイルランド、ニュージーランド、ウェールズです。
女性は1位オランダ・2位デンマーク・3位ベルギー・4位ドイツ、ノルウェーです。なお、測定方法やいつのデータなのかによって多少ランキングは前後することがあります。
北欧の人たちは身長が高いの?
みなさんは「ベルクマンの法則」というものをご存知でしょうか?ドイツの生物学者クリスティアン・ベルクマンさんが1847年に発表したもので、「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」とのことです。
たとえば、ホッキョクグマは熱帯に住むマレーグマよりも体がかなり大きく、温帯に住むツキノワグマは体格がその中間だそうですよ。
ではこのベルクマンの法則は人間にも当てはまるのでしょうか?確かに北欧には比較的身長が高い国が多い気がしますが…
日本の都道府県別身長ランキングを見ると、確かに寒い地域のほうがやや平均身長が高い傾向はあるかもしれません。しかしその差はわずかなものです。
現在はどちらかというと鹿児島の方たちの平均身長は低いほうですが、かつては西郷隆盛さんや大久保利通さんなど長身の方が多いことで有名でしたね。これは食生活の違い(薩摩藩では昔から豚肉が食べられていた)によるものでしょう。
ベルクマンの法則が人間にも当てはまるとしても、食生活はそれ以上に影響が大きいのかもしれませんね。
オランダの人たちはどんなものを好んで食べているの?
今でこそ世界一平均身長が高いのがオランダですが、実は大昔からずっと長身だったわけではないそうです。食糧事情があまり良くなかった時代があったのでしょうね。
では現代のオランダ人はどんなものを良く召し上がっているのでしょうか?実際にオランダで暮らしている日本人の方のブログなどをいろいろ探してみました。
どうやら、オランダの方たちはパンや肉やジャガイモが好きで、朝食や昼食はそうでもありませんが夕食にはしっかりと食べるんだとか。夕食は家族そろって早めの時間に食べてしまう方が多いそうですよ。
またチーズなどの乳製品の摂取量はかなり多く、ニシンなどの魚や豆料理も多く食べられているようです。
オランダでは食材の価格が比較的安くて、肥満者が少ないのだそうです。それなのに平均身長は世界一高いのですから、かなり健康的な食生活なのでしょうね。
食べるものの選択を間違えると、ただ太るだけで身長は高くなりません。小学生で肥満の子供は珍しくありませんが、その子たちは必ずしも身長が高いわけではありませんよね。
オランダ製のチーズは日本でも簡単に手に入ります♪
オランダは「チーズ大国」と呼ばれる国です。ゴーダチーズやエダムチーズなど、日本でも人気のオランダのチーズはたくさんありますよね。
チーズは牛乳の栄養がギュッと濃縮している上、糖質が少なく、夕食でたくさん食べても安心です。背が高いオランダの人たちがチーズ好きなのも納得です♪
このオランダ製のチーズ、近所スーパーマーケットでも普通に購入することができます。チーズを購入するときは、どこの国のものかをちょっとチェックしてみてください。
チーズは単にカルシウムを多く含むだけではなく、良質なタンパク質源でもありますし、ビタミンA・ビタミンB2・亜鉛なども豊富に含まれています。
オランダの人たちのように大きくなるためには、彼らが食べているものを真似してみることもきっと効果があると思いますよ♪