ジュースとお菓子で満腹になって食事が食べられない!?
お子さんは、ジュースとかお菓子は好きですか?…ほとんどの子供はジュースもお菓子も大好きなんじゃないかと思います。
でも、ちょっと気を付けなければいけないことがあるんです。ジュースやお菓子など「栄養がないのに糖質ばかり大量に含んだ食品」ばかり摂取していると、身長の伸びにも悪い影響が出るかもしれません。
3度の食事をきちんと食べておやつを食べるのであれば問題はありませんけど、中にはジュースやお菓子だけでお腹がいっぱいになってしまう子もいます。
よっしーは、お弁当の白いご飯の部分だけ食べて炭酸飲料を飲んでお菓子を食べてごちそうさまをする子を見たことがあります。
ここまで極端じゃなくても、いつもジュースやお菓子ばかりでお腹を膨らませている子がいたら、その習慣を改めてみたほうがいいかもしれません。
糖質の摂りすぎで肥満児になると早熟になりやすいです
まだ小学生なのに、かなり太っている子供も少なくありません。特に女の子で顕著だそうですが、肥満だとホルモンの関係で早熟になり、成長期が早く来てしまいがちです。
まだそれほど身長が伸びていないうちに成長期に入ると、そこから伸びる身長はだいたい決まっているので最終身長が低くなってしまいますよね。
出来るだけ身長の高い子にしたければ、早熟にならないように気を付けなければいけません。成長期が始まる時期は遺伝もありますが、肥満にならないように心がけるべきでしょう。
運動が好きな子ならいいのですが、体育の授業の他は何も運動しないで部屋でゴロゴロしている子が糖質の多いものばかり食べるのは非常に良くありません。
このごろでは小学生~中学生でも大人と同じように2型糖尿病になる子もいるんですよ。家族に糖尿病の方がいらっしゃる場合は特に気を付けてあげてください。
糖質を食べていても、肉や魚も同じようにしっかり食べている場合はまだいいのですが、中にはご飯・菓子パン・カップラーメンなどの糖質ばかリ好んで食べ、肉や魚はあまり好きではないお子さんもいらっしゃいますよね。
このような場合、成長期が早く来る上にタンパク質不足で成長期の身長の伸びも悪くなり、背が低くて太った大人になってしまうかもしれません!
夜食に糖質を食べすぎると成長ホルモンが分泌されません
成長期の子供たちが夜、眠りについてしばらくすると成長ホルモンが大量に分泌されます。成長ホルモンの命令を受けて、タンパク質などの材料を元にして骨の端っこにある骨端線の部分が伸び、身長が伸びていくのです。
ところが、成長ホルモンはインスリンというホルモンと拮抗するホルモンです。夜食に糖質の多いものをたくさん食べてしまうと、血糖値を下げるためにインスリンがたくさん分泌されているのでせっかくのゴールデンタイムに成長ホルモンが出ないのです。
寝る前に糖質を食べるのは絶対にNGです。ジュースやお菓子だけではなく、ご飯・パン・うどん・ラーメンなども同じ糖質であることに変わりありません。
デンプンも体内で消化されて最終的にはブドウ糖に変わります。「ご飯は、のど元過ぎれば砂糖と一緒」なのですね。
お腹が空いた状態で寝るより何か食べたほうがいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、夕食をちゃんと食べたのなら大丈夫です。
まず体に必要なものから先に食べさせましょう
よっしー宅でも糖質控えめのパスタやパンは人気ですけど、食事の時はまず肉や魚のおかず、そして野菜料理を先に出すようにしています。
最初に糖質を食べてしまうと、それだけでお腹がいっぱいになってしまうかもしれませんよね…特に食が細い子は、まずタンパク質のおかずを先に食べてもらわなければ。
肉・卵・魚・大豆製品・乳製品などを偏らないようにうまく組み合わせて積極的に食べさせてあげましょう。
子供たちに人気のお好み焼きだって、粉を少なめにして卵を増やせば栄養たっぷりのヘルシーなお好み焼きになるんですよ♪
そしてたっぷり活動する朝や昼はいいのですが、後は寝るだけの夕食では糖質を摂りすぎないように気を付けてあげましょう。
どうしてもお腹が空いて夜食を食べないと眠れないという場合は、卵スープなど、タンパク質が豊富で糖質が少ないものを選んであげましょう。