子供の身長を伸ばすためには肉と魚どちらを多く食べたらいいの?

成長期には肉と魚どちらがいいか
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子供の身長を伸ばすには肉と魚、どっちがいい?

みなさんは「子供の身長を伸ばすには肉と魚、どっちがいいの?」と思ったことはありませんか?魚は健康に良さそうな気がするし、海外の体の大きい方たちは肉をたくさん食べるし…

先に結論から書くと、肉も魚もどちらもしっかり食べさせた方がいいのです。日本人はどうも「昔ながらの和食が一番良いのだ」と言いたがりますが、米と魚と野菜中心だった江戸時代はとても身長が低く、成人男性で約155cm、成人女性で約143cmでした。

ただ当時の庶民の食事の再現写真などを見ると、米はたっぷりですが魚はそれほど多くないんですよね…魚が良くないのではなく、動物性タンパク質の摂取量が足りていなかったのでしょう。

 

 

上の表はタニタ様のサイトから引用させていただきました。昭和23年と平成19年では摂取カロリーもタンパク質摂取量も大差ないのに、動物性タンパク質摂取量が倍以上違うので身長もかなり伸びたのでは?遺伝子は短期間では変化しませんから。

成長が止まった大人でさえ、健康を維持するためにはけっこうたくさんのタンパク質が必要です。筋肉を含め、体内のタンパク質は毎日少しずつ壊されて新しいものと入れ替わっています。

子供はさらに身長を伸ばすためのタンパク質が必要です。ぶっちゃけ、ちょっとばかり身長が低くても生命維持には支障がないので、タンパク質が足りていないと身長UPは後回しにされてしまいます…

 

にゃご
にゃご

十分なタンパク質がないと身長を伸ばす余裕がないんだね。

よっしー
よっしー

遺伝子はほとんど変わっていないはずなのに昔の日本人の身長が低かったのは、食事が違うからね。

肉と魚それぞれに含まれる栄養素は?

タンパク質を構成している「アミノ酸」にはヒトの体内で合成できるものとそうでないものがあります。肉も魚もそれから卵なども、体内で合成できないアミノ酸がバランスよく含まれています

牛肉の赤身、豚レバー、牡蠣などに多く含まれる「亜鉛」は正常な味覚を保ったり糖尿病を予防するなどの働きの他、成長を促すという重要な働きを持っています

亜鉛はもともと摂取した量の30%前後しか吸収されないものですが、フィチン酸(玄米や大豆製品に含まれる)や多すぎる食物繊維、リン酸(食品添加物)が亜鉛の吸収を邪魔するそうなのでこれらの過剰摂取に注意しましょう。

 



 

魚介類などに多く含まれるビタミンDが欠乏すると、子供の場合は骨の成長障害が起こり、姿勢が悪くなったり、足の骨が曲がったり、くる病になったりすることもあります。

ビタミンDは紫外線を浴びる事によって体内でも合成されるのですが、食事が偏っている上にずっと外へ出ない生活を送っていると不足しがちです。気を付けたいですね!

種類により多少量は違いますが、肉も魚もタンパク質が多いのでお子さんが好きでたくさん食べられるものを工夫して食べさせてあげたいですね。

 

肉も魚もしっかり食べよう!

縄文人は木の実や山菜などの他、いろいろな種類の肉や魚、貝などを食べていたことが分かっています。縄文時代は思うように獲物が取れないこともあったでしょうから現代人ほど十分には食べられなかったかもしれませんが、それでも縄文時代は江戸時代より身長が高かったんですよ。

たまに「魚のほうが健康にいいでしょう?」と魚ばかり食べさせたがる方もいらっしゃいますが、肉には肉の栄養がありますし、魚ばかり大量に食べると水銀の過剰摂取の心配もありますから。

江戸時代の例を見ても分かるように、お米やパンなどの主食ばかり食べて肉や魚はちょっぴり…ではなかなか大きくなるのは難しいでしょう。

いろいろな種類のタンパク質のおかずを、お子さんの好みも考えながら作って食べさせてあげましょう。食が細いお子さんにはおやつにタンパク質豊富なものを食べさせるなどしてみてくださいね。

 

にゃご
にゃご

調理法もいろいろ工夫してみてニャー!

よっしー
よっしー

お子さんが好きな料理をタンパク質多めで工夫してみてね!