成長期に筋トレすると身長が伸びない?
「成長期に筋力トレーニングをすると、身長が伸びなくなるのではないか…?」多くのお子さんとママが気にすることですよね。
よっしーも中学生の長男には本格的な筋トレはまだやらせていません。もっと大きくなってからで十分だと言っています。
長男は運動部に入っているので、運動量はかなりのものです。彼の場合はそれ以上あえて筋トレなどをやらせる必要性は今は無いと思っています。
実は成長期の子供が筋トレを行うことは、やり方によっては必ずしも悪いことではなく、むしろ良い影響を与える可能性もあるんですよ。
軽~い筋トレならむしろオススメ♪
運動、とりわけ筋トレのような運動を行うと、体は筋肉を修復しようとして成長ホルモンを分泌します。成長ホルモンは身長を伸ばすだけではなく、筋肉の修復という働きも持っています。
軽い筋トレを行えば、成長ホルモンがさかんに分泌されます。そのタイミングに合わせて栄養のある食事を摂取することでさらに効果が期待できます。
睡眠中と運動後、この2つが成長ホルモンを分泌させる大事なタイミングとなっています。ただしよっしーの男友達で文化部だったのに身長が186cmある人もいるので、絶対にスポーツをしなければいけないというわけでもありませんが…
この場合の「軽い筋トレ」とは、大人がジムで本格的に行うような重い負荷を用いるようなものではなく、自分の体重で全身まんべんなく行うようなものです。
体の特定の部分だけに強い負荷をかけすぎるような筋トレは成長期の子供には望ましくありません。子供はケガをしやすいですし、身長の伸びをストップさせてしまう恐れがあるからです。
筋肉がつくこと自体が悪いわけではない…
なんとなく「筋肉がガチガチにつきすぎると、骨が伸びるのをジャマするので身長が伸びないのではないか?」と思いがちです。
でも実際問題として、成長期途中の子供にそこまで筋肉がつくことはほぼないでしょう。男性ホルモンがガッツリ分泌されるようになるまでは筋トレを行ってもガチムチ体型にはなりにくいのです。
筋トレを行って筋肉がどんどん付くようになれば、その子はもう成長期が終わりに近づいていると考えたほうがいいかもしれません。
早熟タイプのお子さんたちは、筋肉が発達するようになる時期も早いので運動能力も高かったりしますよね。でも晩熟タイプの子供たちも、そのうち追いついていきます。
成長期の子供に高強度の筋トレはNG!
まだまだ成長途中の子供に、筋トレマニアの大人が行っているようなキツい筋トレをさせてはいけません。
強度の高すぎる筋トレでは、骨の端っこのほうにある「骨端線」という軟骨部分を傷めてしまうことがあります。
「うさぎ飛び」や重たいウエイトを使った筋トレは成長期の子供はやらないほうがよさそうです。昔は運動部でうさぎ飛びは珍しくなかった気がしますが…
骨端線は身長の伸びしろなので、ここを傷めてしまうと成長期なのにもう身長が伸びないということもあり得ますし、骨が変形することもあります。
脚の骨端線を傷めてしまうと、胴体だけが伸びて脚は全く伸びないということも!?そんなことにならないように気をつけたいですよね。
運動するならそれに見合った栄養をきちんと摂りましょう
運動すると成長ホルモンが分泌されますが、ただそれだけで身長が伸びるわけではありません。たくさん運動する子供は、その分いろいろな栄養を余計に摂取する必要があります。
タンパク質・ビタミン・ミネラルなどは不足していませんか?よっしー宅では肉や魚のおかずをたっぷり食べさせたうえで、マルチビタミン&ミネラルのサプリメントを飲ませています。
特に成長期で運動部に所属している子供は、男の子でも貧血になることがあるので気を付けてくださいね。女の子ならなおさらです。
鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると吸収が良くなります。お茶やコーヒーと一緒に摂らないほうがいいですね。
糖質の摂りすぎは、ビタミンB群などを大量に消費してしまいます。それでニキビが悪化する原因にもなります。気になるお子さんは注意してあげてください。
成長期の子供にプロテインは必要なの?
プロテインは、牛乳や大豆などからタンパク質だけを取り出して粉にしたものです。「タンパク質をしっかり摂取したいけど、余計な脂質は摂取したくない」という時に最適です。だから大人のダイエットで食事の代わりに使われることもありますよね。
プロテインは魔法の粉ではないので、成長期の子供が飲んではいけないものではないですし、逆に絶対飲まなければいけないものでもありません。
食事だけで十分なタンパク質が摂取できていない場合や、食事だけでタンパク質を摂取しようとすると食べすぎて太ってしまうお子さんの場合は、プロテインを上手に利用するといいでしょう。
同じ量のタンパク質で比較するなら、プロテインを飲ませたほうが肉を食べさせるよりも安上がりになることもあります。ライフスタイルに合わせて取り入れてみては?