小学生や中学生の女の子もダイエットしたい
小学校高学年ぐらいになると、もうダイエットのことが気になる女の子も少なくないですよね。ダイエットのSNSなどを見ると、小学生や中学生の女の子もちらほら。
年頃の女の子がダイエットしたい気持ちはすごーく理解できます。だってこのぐらいの時期はなんだか体つきが変わってきて、人によってはそれがとても気になると思います。
成長期にはあまり無理なダイエットはしないほうが良いとはいえ、中には本当に太りすぎで健康のためにも少し痩せたほうが良い場合もありますね。
また部活動を頑張っていて、どうしても太ってはいけないという場合もあるでしょう。そういう場合でも、「体重は落としたいけど身長はもっと伸ばしたい」という子は多いのでは?
間違ったダイエットをすると身長が伸びないかも!
小学生や中学生の時期に無理なダイエットをすると、ホルモンが乱れたり、まだ身長が伸びるはずなのに伸びなくなってしまい、そのまま成長期が終了…ということになりかねません。
平均的な女の子では、身長が伸びるのは15歳ぐらいまででその後はほとんど伸びません。たまに成長期が来るのが遅くてもうちょっと伸び続ける子もいますけどね。
では、どんなダイエットをすると身長が伸びなくなってしまうのでしょうか?それは簡単に言うと「肉や魚、卵などタンパク質が豊富な食品を極端に減らすダイエット」です!
身長が伸びるということは骨が長く伸びていくということです。そして骨が伸びるためのメインの材料はカルシウムよりもタンパク質なのです。
タンパク質が十分に摂れていなかったら、体はまず生命を維持するためにタンパク質を優先的に使おうとします。
身長が伸びるとか、髪がつやつやしてキレイだとか、肌がもっちりしているとか、とりあえずそういうことは生命維持には関係が無いので「後回し」にされてしまうんです。
ダイエット中でも、タンパク質はしっかりと食べなければいけません。まだ成長期中の小学生や中学生であればなおさらです。
食事では何を減らしたらいいのかな?
タンパク質は身長を伸ばすためや美しい肌と髪を保つためにはとても大事なのでしっかり食べなければいけません。では糖質と脂質についてはどうでしょうか?
「糖質」「タンパク質」「脂質」の3つが体内でエネルギーとなるものです。糖質は1gあたり4kcal、タンパク質は4kcal、脂質は9kcalです。
タンパク質は減らさずに摂取カロリーを少し抑えるためには、糖質と脂質を控えめにするといいでしょう。
ただし脂質は、摂りすぎはよくありませんが、摂らなさすぎも大変よくありません。青魚に多く含まれている油などは体にとって非常に大事な種類の油なので、ダイエット中でも適量は摂らなければいけません。
成長期に摂取カロリーを減らしすぎると、授業中にお腹が空いて集中できなくなったり、疲れやすくなったりと問題が生じがちです。
だから糖質と脂質を「ちょっとだけ」減らしてみてはどうかなと思います。特に糖質は夕食の時はそれほど食べる必要はありません。
身長が伸びる時期は限られているから…
ダイエットは何歳になってもいつでもできるけれど、一生のうちで身長が伸びる時期は限られていますよね。
だいたい15歳ぐらいで女の子の成長はストップしてしまいますし、完全に成長が止まる前の年は1年間で1cmぐらいしか身長が伸びなくなっているはず。
後悔することにならないように、成長期のダイエットはタンパク質は減らさずにしっかり食べることと、あまり無理をしないようにしましょう。
お腹が空いてコンビニで何か買って食べる時は、菓子パンやおにぎりよりもタンパク質が豊富なからあげやフランクフルトを選んだほうがいいですよ♪